作成経緯
ETL5は、昭和49年度(1974年度)に、富士通にてOCRシートを収集し、電子技術総合研究所において、 TOSBAC-3400観測システムを使用して作成したデータベースで、片仮名51種を、見本文字を参考に記入して頂いたものです。
観測仕様
- OCRシート仕様(ETL1と同じOCRシートを使用)
- 手書文字読取用紙 : B5判, 90kg OCR用紙(1種)
- ドロップアウト・カラー : No.26バイオレット 50%スクリーン(大日本印刷)
- 文字枠 : 横 5mm、縦 7mm
- 文字枠ピッチ : 横 7.62mm、縦 12.7mm
- 文字枠数 : 10 x 12 = 120
- 対象文字 (計 51文字)
- カタカナ : 51(ア-ワヰウヱヲン)
- OCRシート収集
- 観測装置
- 入力装置 : Flying Spot Scanner (FSS) (飛点走査管 5CNP16) (光電子増倍管 7696)
- 標本化間隔 : 0.1 mm × 0.1 mm
- スポット径 : 0.1 mm
- 濃度レベル : 16 (4bit)
- 標本点数 : 72 x 76 = 5,472 pixels
- データベース作成
- 観測場所 : 電子技術総合研究所
- 使用計算機 : TOSBAC-3400/41(プログラム:FSSTOMT)
- 作成年月 : 1975年2月
- 観測期間 : 1975年2月
ETL5データベース仕様
参考文献
- 斉藤泰一、山田博三、森俊二: “手書文字データベースの解析(III)”, 「電総研彙報」, Vol.42, No.5, pp.385–434 (1978-05).